待たないで
待たれることが嫌いだ。
待つこと自体は平気なのだが、待たれることが嫌いな私のような人のために、私は人を待たないようにしている。
一番理解できないのが、エレベーターに乗っているとき。出入り口付近に立っているにも関わらず「どうぞ」とか言って、後ろに立っている私を先に降ろそうとする人のこと。
いやいや。そこにいるとあなたが邪魔で出にくいんだから、あなたが先に降りてよ!
たぶん親切心でそうしているんだと思うけど、私から言わせてもらうと、後から降りようと思ってわざと後ろに立っているのであって、入口の半分以上をあなたがふさいでいるから出にくいんだってば!!
その場は「ありがとうございまぁす」と笑顔で言うが、出た瞬間「あんたが先に降りろよ!」と毎回小声でつっこんでいる。聞こえないようにね。
でも、こんな人が結構多い。
待たれることが嫌いな私は、居酒屋に先についた時には、自分のハイボールをさっさと頼んで、相手を待たずに飲み始める。カフェでの待ち合わせでも、相手が到着する前にコーヒーを飲み始める。
もちろん、だんなが飲み会の日だって、帰りを待たずにさっさと就寝する。
私にとってはそれが楽だから。という以上に、私も相手がそうしてくれた方が楽だからだ。
待たれることはちょっとしたプレッシャーだ。少なくとも私にとっては。
一応社会人としてのマナーは守るようにしていますのでご心配なく。
ただ、やっぱり食事会や飲み会の席の譲り合いも苦手で、誰よりも早く下座に着席するようにしている。
でも、こんな行動を繰り返しているので、やっぱり変わった人だと思われているらしい。動じない人だ・・・とも。
実際はめちゃくちゃ動じる小市民であるが、変人であることには反論できない。
ということで、相手に待たれないようにするために、できるだけ時間より早く約束の場所に到着するようにしている。
・・・が、私以上に早く到着する飲み仲間がいる。毎回負けてしまうのだが、前回は私が先に到着できた。僅差で。
次こそはハイボール一杯飲み終わる時間待てるくらい、先に到着することが目標だ。
30分前くらい?・・・って、やりすぎか。