職人技にほれぼれ

エアコンが故障した。

正確には、昨年の年末にはちゃんと動かないことを知っていた。
でも放置していた。

冬の寒さはオイルヒータでしのげていたのだが・・・

今月はじめのある朝、部屋のどこかでピーピーと電子音が鳴り続けていた。

耳鳴りか?
もうそんな年齢になってしまったのか??

と心配していたら、だんなが起きてきて
「なに、この音?」

あぁひと安心。私に異常があるわけではなかった。

それはさておき、その警告音がエアコンから発せられていることを突き止めた私は、すぐにメーカーに修理の依頼をした。

つなぎをきた作業員さんは、10分ほどで異常のある部分を突き止めた。

「これに不具合があるようなので取り替えます。
 部品も持ってきてますんで。」

といって、でっかい基板を私の目の前に出した。

室外機の中から取り出した、緑色の基板に電子部品がびっしりと張り付いている部分。

部品のカッコよさに見とれながら、その基板を持っている作業員さん・・・

一瞬で尊敬!

あっという間に室外機の修理が終わり、エアコン本体の修理に取り掛かった。

みるみるうちに本体が解体され始め、

「これが壊れてますんで取り替えます。部品も持ってきてますんで。」

送風口の大きな部品を差し出され、

さらに大尊敬!!

「ほかに気になるところはありませんか?」と言われたので、

前から劣化が気になっていた部品を見てもらうと

「本当ですね。今日は部品がないので、入りしだいまた来させてもらいます。」

で数日後に取り換え完了。

9年使用したエアコンが新品に近い形に生まれ変わった。

さらに、10年保証に加入していたため費用は発生しなかった。

でも、私は知っていた。

作業中、私に隠れて作業員さんが本部に電話していたこと。

そして、その電話では
「修理費用が保証の限度額を超えるんですが・・・」と言っていた。

そして私たちに費用を負担させないように一生懸命お願いしていたこと。

それなのに、
「全部保証で大丈夫です。」の一言しか言わなかった。

プロだなぁ。

絶対に次もこのメーカーを買いたい!

ちなみに、私は解体や分解することにとても興味がある。

だから、今回のエアコンの修理中もずぅーーっと、作業を見ていた。

ストーカー的な感じに思われないように、たまに目をそらしたり家事をしたりしてごまかしながら。

だから、作業員さんの職人技とプロのサービスを知ることができた。

ただただ、脱帽です。

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これでチャラだよね